今回は、3Dプリンターで絞り加工用の方を製作しましたのでご紹介します。
絞り加工とは
絞り加工とは、1枚の革を立体的な形に成形することを言います。
立体成型、ウェットフォーミングという呼び方もあります。
この方法を使うことで、縫い合わせて立体的にする必要なく、継ぎ目なく1枚の革から立体を作り出すことができます。
簡単に方法を説明しますと、革を濡らして成形したい形に固定して乾かすと、その形のまま固まるという方法です。
その、成形したい形に固定するための道具に、型を使うのです。
この加工は、ヌメ革と呼ばれるタンニンなめしの革にしかすることができません。
少し硬めのコシのある革ですね。
絞り加工用の型
今回制作した型は、このような長方形のトレーの型になります。
絞り加工とは、これを革に押し付けて成形していくのです。
3Dプリンターで印刷直後は表面に積層痕が残っています。
写真だとわかりにくいですが、平らな部分でも指で触るとザラザラしています。
この積層痕を残したまま使用すると、革に転写されてしまいます。
その積層痕を消すために、ヤスリで削っていきます。
どこで満足するかは人それぞれですが、私は#100のヤスリからかけていき、#400、#800の三回で終了しました。
指で触ってもさらっさらになったので問題ないと思います。
次は実際に絞り加工をやってみたいと思います。
終わりに
今回はなんだか3Dプリンターのとても有意義な使い方を見つけた気がします。
使い方は人それぞれですが、レザークラフトと3Dプリンター両方に興味がある私としては、この2つが交わることで新たな道が開けたような気がしますね。
これからもいろいろなものを作っていきたいです。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
皆様も良きクリエイトライフをお過ごしください。
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